我が家のお宝 多頭キリンたち
その奇妙な姿形から、日本では “タコモノ” と呼ばれるユーフォルビアたちがいます。
彼らは海外では “Medusoid”(クラゲの意)と呼ばれています。
国は違えど、どの国でも植物でありながら海の生き物を連想したようです。
そんなタコモノユーフォルビアの中でも、株姿の美しさ、希少性、栽培難易度の高さからトップクラスに位置するのが、“多頭キリン”こと 'Euphorbia multiceps'(ユーフォルビア・ムルチセプス)です。
栽培が難しく希少性も高いため、あまり出回ることがないので見たことがない方も多いと思います。
今日は多頭キリンの成長過程を少しご紹介します。
実生2年ほどの小苗
小さい株のうちは縦に伸びます
やがて主幹が太り出し、仔吹き(側枝)が始まります
子どもの拳骨ほどですが、この大きさになるまでには相当の年月が必要です
親株クラスのサイズ
みっしり詰まった見事な株姿
尺鉢に植わった、横に広がるように育つタイプ
花柄が太くしっかりしていると永続的に残る場合もあります
色々なサイズの多頭キリンを集めてみました
私たちの環境に適した栽培方法を確立するまで、たくさんの多頭キリンを枯らせてきましたが、今ではある程度維持・成長させることができるようになりました!
簡単な栽培方法としては、年間を通して用土は乾かしすぎず、常に風に当て、寒冷紗で柔らかい光りをなるべく長く当ててあげると調子良く育ちます。
特に通風が重要に思います。扇風機を導入してから落とす確率がグンと減りました。
この珍奇なユーフォルビアを育ててみたい方は参考にしてみてください。